複数テーマのブログはSEOで不利?公式情報を基に分けるべきか解説
自分ブログに複数のカテゴリーの記事を書きたいけど、「SEO的にはブログを分けたほうがいいのか?」が気になりますよね。結論から言うと、Googleは複数のテーマを扱うこと自体をマイナス評価しません。無理にブログを分ける必要はなく、サイト内の構造を整理することでSEO対策が可能です。
この記事では、Googleの公式ドキュメントに基づいて、ブログを分けるべきかどうかの判断基準と、一つのブログで複数カテゴリーを扱う場合のSEO対策を解説します。
この記事のまとめ
Googleは、複数のトピックを別々のドメインやブログに分けなければならないという要件を設けていません。重要なのは、サイト構造を整理し、Googleがコンテンツを理解しやすくすることです。
- ブログを分ける必要はない:複数カテゴリーを扱うことで検索順位が下がることはありません
- 例外は露骨な表現が含まれるコンテンツのみ:アダルトコンテンツなど、SafeSearchの対象になるものは分離が推奨されます
- 重要なのはサイト構造:パンくずリスト、内部リンク、カテゴリーページの整理でSEO対策が可能です
この記事の情報源
この記事は、以下の情報源に基づいています。重要な判断をする際は、必ずこれらを直接ご確認ください。
- SEOスターターガイド - Google検索セントラル
- 大規模なサイトの管理 - Google検索セントラル
- Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス - Google検索セントラル
- パンくずリストの構造化データ - Google検索セントラル
- Google 検索の検索結果で、自分のサイトに露骨な表現が含まれると、誤って報告されている場合の対応 - Google検索セントラル
- この記事のまとめ
- この記事の情報源
- ブログを分けるべきか?結論から
- Googleは「ブログを分けること」を要求しているのか?
- Googleがサイト構造を理解する仕組み
- 一つのブログで複数カテゴリーを扱う場合のSEO対策
- ブログを分けるデメリット
- まとめ
- よくある質問
- 関連記事
ブログを分けるべきか?結論から
ブログを分ける必要はありません。Googleの検索セントラルドキュメントには、複数の異なるトピックを別々のドメインやブログに分けなければならないという要件は記載されていません。
例えば、「プログラミング」「SEO」「AI」という3つのカテゴリーの記事を書いている場合、それぞれ別のブログとして立ち上げる必要はなく、一つのブログ内でカテゴリー分けして運用できます。
実際に、このブログでもSEOやAIなど複数のテーマのブログ記事を書いていますが、しっかり検索上位にヒットしています。

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ただし、サイト構造を整理することは重要です。Googleがあなたのブログの構造を理解しやすくするために、以下の対策が推奨されています。
- カテゴリーごとにディレクトリ構造を作る(例:
example.com/seo/、example.com/ai/) - パンくずリストを設定する
- 内部リンクで関連記事をつなぐ
これらの対策については、後のセクションで詳しく解説します。
Googleは「ブログを分けること」を要求しているのか?
要求していません。Googleの公式ドキュメントでは、多様なトピックを別々のドメインやブログに分けなければならないという具体的な要件はありません。
つまり、「プログラミング」と「料理」のように全く異なるテーマを扱っていても、それだけで検索順位が下がることはありません。
例外:露骨な表現が含まれるコンテンツを含む場合
唯一、ブログを分けることが推奨されるのは、露骨な表現が含まれるな(Explicit)コンテンツを含む場合です。
露骨な表現が含まれるコンテンツとは、主にアダルトコンテンツを指します。これらのコンテンツは、SafeSearch(Googleの検索フィルター機能)の対象となるため、サイト全体がフィルタリングされることを防ぐために、別のドメインまたはサブドメインに分離することが推奨されています。
通常の個人ブログでは、この例外には該当しません。
判断基準は「ビジネス上の合理性」
サイト構造については、あなたにとって合理的な方法を選択することが推奨されています。
つまり、SEOのためにブログを分けるのではなく、管理のしやすさや運用コストを基準に判断してよいということです。
Googleがサイト構造を理解する仕組み
Googleは、URL構造だけでサイトの構造を判断しているわけではありません。実際には、以下の要素を総合的に分析しています。
1. ページ間のリンク構造
サイト内のページ同士がどのようにリンクされているかを分析します。具体的には、メニューやページ間の相互リンクなどです。
一般的に、GoogleはURLの構造のみでサイト構造を判断するのではなく、ページ間のリンク構造を分析して、サイト内のページの相対的な重要性を把握します。
2. ページへのリンクの数
あるページにどれだけ多くの内部リンクが張られているかによって、そのページの相対的な重要性を推定します。
例えば、カテゴリーのトップページ(例:「SEO記事一覧」ページ)に多くの記事からリンクが張られていれば、Googleはそのページを重要なページとして認識します。
3. パンくずリスト
パンくずリストは、ページがサイト階層内のどこに位置するかを示します。
例:ホーム > SEO > 記事タイトル
パンくずリストに構造化データ(BreadcrumbList)を設定することで、Google検索の結果にパンくずリストが表示される可能性があります。これにより、ユーザーは検索結果から、その記事がサイト内のどのカテゴリーに属しているかを把握できます。
4. サイトマップ
サイトマップ(XMLファイル)は、サイト内の新しいページや更新されたページ、それらの関係性についてGoogleに伝えるファイルです。
URLにカテゴリー名が入っていなくても問題ない
はてなブログやWordPress.comなど、ホスト型プラットフォームを利用している場合、URLは以下のような形式になることが多いです。
https://example.com/entry/記事スラッグ
この場合、URLパスに /seo/ や /programming/ といったカテゴリー名が含まれていません。
しかし、Googleは上記の要素(内部リンク、パンくずリスト、サイトマップ)を総合的に分析するため、URLにカテゴリー名が含まれていなくても、サイト構造を理解できます。
一つのブログで複数カテゴリーを扱う場合のSEO対策
ブログを分けない場合でも、以下の対策を行うことで、Googleにサイト構造を正しく理解してもらえます。
1. カテゴリーごとにディレクトリ構造を作る
URL構造を自由に設定できるプラットフォームを使っている場合、カテゴリーごとにディレクトリ(フォルダ)を作ることが推奨されています。
例: - example.com/programming/ - example.com/seo/ - example.com/ai/
この構造により、Googleは各ディレクトリ内のコンテンツの変更頻度を学習しやすくなります。例えば、頻繁に更新される「プログラミング」ディレクトリと、更新が少ない「日記」ディレクトリを、異なる頻度でクロールすることを学習できます。
ただし、URL構造を変更できないプラットフォームでは、この方法は使えません。その場合は、次の2つの対策が特に重要になります。
2. パンくずリストに構造化データを設定する
パンくずリストは、ユーザーとGoogleの両方にとって、ページの階層を理解する重要な手がかりです。
パンくずリストに構造化データ(BreadcrumbList)を設定することで、Google検索の結果にパンくずリストが表示される可能性があります。
例:example.com > SEO > 低品質記事の影響
構造化データは、JSON-LD形式で記述することが推奨されています。はてなブログやWordPressでは、テーマやプラグインによって自動的に設定されていることが多いです。
設定されているか確認するには、リッチリザルトテストを使用します。
3. 内部リンクで関連記事をつなぐ
同じカテゴリーの記事同士を内部リンクでつなぐことで、Googleはトピックの関連性とページの重要性を理解しやすくなります。
具体的には、以下のような方法があります。
- 記事の最後に「関連記事」セクションを設ける
- 記事本文中で、関連する過去記事にリンクを張る
- カテゴリーページ(例:「SEO記事一覧」)を作成し、各記事からリンクを張る
リンクは、<a>タグとhref属性を使った通常のHTMLリンクである必要があります。JavaScriptで動的に生成されるリンクは、Googleが認識できない場合があります。
4. カテゴリーページを作成し、記事を整理する
各カテゴリーのトップページ(例:「SEO記事一覧」)を作成し、そのカテゴリーの記事一覧を表示します。
このページから各記事へリンクを張り、各記事からカテゴリートップページへ戻るリンクを張ることで、Googleはカテゴリーの構造を理解しやすくなります。
ブログを分けるデメリット
「SEOのためにブログを分けたほうがいい」という情報を見かけることがありますが、実際にはブログを分けることで以下のデメリットが発生します。
1. 管理コストの増加
複数のブログを運営すると、それぞれのサイトで以下の作業が必要になります。
- CMS(WordPressなど)のアップデート
- プラグインやテーマの更新
- セキュリティ対策
- ドメイン・サーバーの契約管理
個人ブロガーにとって、これらの管理コストは無視できません。
2. 被リンクの分散
他のサイトからのリンク(被リンク)は、SEOにおいて重要な要素です。
ブログを分けると、被リンクが複数のブログに分散されてしまうため、1つ1つのブログへの流入がなかなか集まりません。
3. コンテンツ量の分散
個人ブロガーが頑張るべきは、質の高い記事コンテンツの作成です。
そのためにはサーチコンソールのデータが必要不可欠ですが、ブログを分けると各サイトのコンテンツ量が少なくなり、記事の比較検証がしづらいです。
まとめ
Googleは、複数のカテゴリーを扱うことで検索順位が下がるという仕組みを設けていません。重要なのは、サイト構造を整理し、Googleがコンテンツを理解しやすくすることです。
この記事のポイントをまとめます。
- Googleは複数トピックを別ドメインに分ける要件を設けていない
- 例外は露骨な表現が含まれるコンテンツ(アダルトなど)のみ
- URL構造よりも、内部リンクとパンくずリストが重要
- ブログを分けると、管理コスト、被リンク分散、コンテンツ量分散のデメリットがある
- 一つのブログで運営し、カテゴリーページや内部リンクで構造を整理することが推奨される
最も重要なのは、検索エンジンのためではなく、ユーザーのことを第一に考えた、役立つ信頼性の高いコンテンツを作成することです。
よくある質問
URLにカテゴリー名が入っていなくても大丈夫?
はい、大丈夫です。Googleは、URL構造だけでサイトを判断しているわけではありません。内部リンク、パンくずリスト、サイトマップなどを総合的に分析してサイト構造を理解します。
はてなブログやWordPress.comのように、URLを自由に変更できないプラットフォームでも、パンくずリストと内部リンクを適切に設定すれば、SEO対策が可能です。
サブドメインとサブディレクトリ、どっちがいい?
Google公式SEOスターターガイドでは、以下のように述べられています。
ビジネスの観点からは、ビジネス上意味があればどちらでも構いません。たとえば、サブディレクトリに分割するとサイトの管理が容易になるかもしれませんし、サイトのトピックや業種によってはトピックをサブドメインに分割することに意味があるかもしれません。
つまり、SEO的にはどちらでも問題ありません。管理のしやすさで選んでよいということです。
はてなブログやWordPress.comでもSEO対策できる?
はい、できます。URL構造を変更できない場合でも、以下の対策が可能です。
- パンくずリストの設定(多くのテーマで自動設定されています)
- 内部リンクで関連記事をつなぐ
- カテゴリーページを活用する
これらの対策により、Googleにサイト構造を理解してもらえます。
「専門性」はどう評価されるのか?
Googleは、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)という基準でコンテンツを評価しています。
ここでいう「専門性」は、サイト全体のテーマが一つに絞られているかではなく、個々の記事が、そのトピックについて十分な専門性を持っているかを指します。
つまり、「プログラミング」と「SEO」という異なるテーマを扱っていても、それぞれの記事が専門的な内容であれば、問題ありません。